2026/05/20 22:39


うちには男の子が3人います。

長男、次男、三男——末っ子の三男がもう4歳になりました。

男の子3人って、なかなかすごいですよ。朝から晩まで走り回って、ぶつかって、泣いて、笑って。気づいたら夜で、気づいたら朝がきてる。毎日てんやわんやです。


それでもコーヒーだけは欠かせなくて、自家焙煎をしながら毎日ハンドドリップで一杯以上飲んでいます。毎朝、奥さんと2人分を淹れていると、子供たちが「コーヒー牛乳が飲みたい!」って集まってくるんですよね。

また、三男の妊娠がわかってから、そして生まれてからも奥さんは授乳中でカフェインは控えました。

そうなると、この家でカフェインを取れるのは私だけ。

だから奥さんや子供にも飲んでもらえるデカフェを探し始めたんですが——これが、なかなか「おいしい」と思えるものに出会えなかった。

豆を買ってきて淹れてみても、香りが薄い、味が水っぽい、コーヒーを飲んだ気がしない。「デカフェっておいしくない」って、半分諦めかけていました。

でも、自家焙煎するようになって、生豆から仕入れて、豆のグレードや発酵方法で選ぶようになったら、まったく別物になった。デカフェでも産地の個性がちゃんと出る、コーヒーらしいデカフェができた。

「これ、おいしい」と奥さんが言ってくれた日から、この焙煎所を続けています。

同じように「デカフェコーヒーはおいしくないから飲む気になれない」と思っている方に届けたくて、今日も横浜で焼いています。




カフェインって、妊娠中・授乳中にどのくらい影響があるの?

まず前提として、「妊娠中・授乳中はコーヒー絶対NG」というわけではありません。

WHO(世界保健機関)は1日300mg以下のカフェイン摂取を推奨しています(コーヒー換算で1日2〜3杯程度)。日本の厚生労働省も同様の方針を出しています。

ただ、カフェインは胎盤を通過して赤ちゃんに届くことがわかっていて、授乳中は母乳にも一部移行します。赤ちゃんはカフェインを代謝する機能がまだ未熟なので、体内に蓄積されやすい。だから「控えめに」というわけです。

「少量ならOK」という話はそのとおりなんですが、「やっぱり不安だから完全に避けたい」「でもコーヒーの時間は手放したくない」という方には、デカフェが一番しっくりくる選択肢だと思います。でも美味しいデカフェが見つけられなくて諦めている人も少なくないんじゃないかと思っています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


デカフェって、カフェインがゼロじゃないの?

これ、意外と知られていないんですが——デカフェは完全にゼロではないです。

一般的には元のカフェインの90%以上を除去したものをデカフェと呼ぶことが多いです(国や基準によって多少違いがあります)。

ただ、除去方法によって実際の除去率はかなり変わります。後ほど説明しますが、ウォータープロセスという方法では99%以上の除去が可能で、残るカフェインはごくごくわずか。妊娠中・授乳中の方でも安心してお飲みいただいているケースがほとんどです。

※ 心配な方はかかりつけの産婦人科医に相談してみてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


デカフェって、どうやってカフェインを取り除いているの?

ここが、デカフェの味と安全性に一番関わる部分です。

世界には大きく3つの製法があります。


① 有機溶剤法(日本では輸入不可)

化学溶剤を使ってカフェインを溶かし出す方法です。以前は広く使われていた方法ですが、日本では食品衛生法の安全基準によって、この製法で処理されたコーヒーの輸入自体が認められていません。

なので、日本で売られているデカフェにはこの方法は使われていないはず、と思ってもらって大丈夫です。


② 超臨界二酸化炭素法(CO₂法)

高圧状態の二酸化炭素でカフェインだけをピンポイントで取り除く方法です。化学溶剤を使わないし、豆への影響も少ない。安全性は高いんですが、設備がとにかく高価で、扱っているところはまだ少ないです。


③ ウォータープロセス(水だけで処理)

化学溶剤を一切使わず、水と活性炭フィルターだけでカフェインを除去する方法です。

青空と、コーヒー。で扱っているのは、このウォータープロセスの豆が中心です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「デカフェってまずい」は昔の話

正直に言いますね。ぼく自身、最初に試したデカフェはおいしいと思えませんでした。

奥さんの授乳期間中に片っ端から試して、何度がっかりしたか。香りがない、薄い、後味が変——。

でもそれ、デカフェそのものの問題じゃなかったんです。

豆のグレードが低いか、除去の過程で風味まで一緒に抜けてしまっているか、どちらかがほとんど。スペシャルティグレードの豆をウォータープロセスで処理すると、産地の個性がちゃんと出ます。

エチオピアのフルーティーな酸味、インドネシアのどっしりした深み、メキシコのまろやかな甘さ。どれも、デカフェだと言わなければわからないくらい。

奥さんが「これ、おいしい」と言ってくれた瞬間のことは、今でも覚えています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


弊焙煎所のデカフェについて

横浜の小さな焙煎所から、少量ずつ丁寧に焙煎しています。

豆は基本的にスペシャルティグレード × ウォータープロセス(スイスウォーター or マウンテンウォーター)のもの。化学溶剤は使っていません。

自分の子供たちのコーヒー牛乳にも使っているくらいなので、安心して飲んでいただけると思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まず飲み比べてみてください

初めての方には「飲み比べお試しセット」がおすすめです。

産地の違うデカフェを3種類、少量ずつ試してもらえます。「デカフェってこんな味なんだ」って驚いてもらえたら嬉しいです。粉挽き対応もしているので、ミルがなくてもすぐ飲めます。

気に入った産地が見つかったら、毎月自動でお届けする定期便(おまかせプラン / 飲みくらべプラン)もあります。授乳中でも、妊娠中でも、夜コーヒーを楽しみたい方でも——飲み続けてほしいと思って作った定期便です。

→ 飲み比べ3種セットを見る
→ 定期便について詳しく見る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


わたしたちと同じように

環境が変わって、

いつものコーヒーが飲めなくなって、

美味しいデカフェを探していた方に、また、デカフェに選択肢を持ちたい方に

届いてほしいと思っています。



青空と、コーヒー。